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時をかける少女 ネタバレ ラストシーン細田守版 [映画]

SHIGEZOじゃ。


7月17日金曜ロードショーにて
細田守監督のアニメ「時をかける少女」
が放送されますのぅ。
細田守3部作の最後の放送ですじゃ。


注意:こちらの記事は
主に「時をかける少女」のラストシーンを
取り扱っており、
ネタバレとなっておりますので
閲覧時は注意してくだされ。

あらすじはこちら



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時をかける少女 ネタバレ ラストシーン



・・・・・
線路に突っ込んだ功介と果穂。
列車も迫ってきて絶体絶命なその時、
真琴は時間よ止まれと目を閉じ叫び続ける!


・・・音がしない。


不思議に思った真琴が目を開くと
時間が止まっていて
そこには「千昭」がいた。


そう、時間を止めたのは千昭だった。


千昭は未来に帰るために残しておいた
最後のタイムリープの力を
事故をなかったことにするため
真琴の悲しい顔を見なくて済むようにするために
利用したのでした。


「オレ、未来から来たって言ったら、笑う?」
千昭は何百年も先の未来から
タイムリープを使用してやってきた
そうで、真琴がタイムリープを使えるようになったのも
千昭が未来から持ってきた機械のおかげだった。


そもそも真琴がタイムリープを使えるように
なったのも千昭にとってはアクシデント
だったようで
心配で夜も眠れなかった。
バカにチャージされてて良かったと話す。


さらに千昭は過去に来た理由を語る。
それは「絵を見るため」だった。
千昭の見たかった絵は未来では完全に消失していて
あらゆる文献を調べると
この時代・この場所・この季節のみ
にあるという事しかわからなかったためだと言う。


そして、タイムリープのことを知られたからには
もう側にいられない、
そういう決まりなんだと告げ
千昭は真琴の前から姿を消した。


そして時は動き出す。


何事もなかったかのように。
千昭のいなくなった日常がやってくる。


千昭を失った真琴はそれからというもの
死んだ魚のような眼をし、生気を失っておった。
千昭がどれだけ大切な存在だったのか
改めて思い知らされる。


真琴がふと、腕をみるとタイムリープの
残り使用回数が「01」に戻っていることに気づく!


千昭の最後のタイムリープの影響だと思った真琴は
同じことをすれば千昭に再び会えると思い
過去に戻ることを決意!
真琴は最後のタイムリープを使った。


時間は真琴が力を使えるようになる直前の
理科実験室。


真琴は千昭のいるグラウンドに
走っていく。


真琴は千昭にこれから起こることを説明すると
タイムリープの事を知られてはもう一緒にはいられない
と、本来いた未来に帰るため
千昭は告白もせずに真琴に別れを告げますじゃ。


涙を流す真琴をそっと抱き寄せ
二人は最後の会話を交わす。
「未来で待ってる。」
「うん。すぐ行く。走っていく。」
こうして、千昭は未来へ帰っていくのじゃった。。。


あらすじはこちら



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SHIGEZO的考察



この物語の中核を担う存在。
未来からきた青年、千昭。
過去に来てまでどうしても
見たい絵があったと言うが


その絵とは魔女おばさん曰く
作者もわからない
美術的価値があるかもわからない
ただ、魔女おばさんが修復していた過程で
わかったことがある。
それはその絵が描かれたのは何百年も前の
歴史的な大戦争と飢饉の時代。
世界が終ろうとしていたころの作品で
見ているととても心が温かくなる絵だそうじゃ。


千昭が博物館に行っても運悪く修復中で
絵を見た描写は一度もなかった。
という事は千昭は本来の目的を
果たせなかったことになりますじゃ。


なぜそこまでして千昭は絵が見たかったのか
止まった時間の中で千昭は真琴に
こう語っておった。


帰らなきゃいけないのに
いつの間にか夏になってた。
お前らといるのがあんまり楽しくってさ。

川が地面を流れているのをはじめてみた。
自転車に初めて乗った
空がこんなに広いことを初めて知った
何よりこんなに人がたくさんいるところを初めて見た
野球もあるし



このセリフから
千昭がいた未来は
「自然がなく」「娯楽もなく」
「空がみえない(建物の中でしか生きられない?)」
「人が少ない」
というように世界が終ろうとしていることが想像される。


そんな世界にいた千昭だから
本来の目的よりも真琴のいた世界が楽しく、
帰りたくなくなったことは
物凄くわかる。


しかし、大前提として
タイムリープを過去の人間に知られることは
NGだという。そういう法律でもあるんじゃろう。


それを考えると
最後に未来に帰る千昭の無念さは
測り知れない。


ただ、別れの時泣きじゃくっていた
真琴とは違い「未来で待ってる」と
優しく伝える懐の広さは
高校生とは思えないほど男前じゃ。


それに対して真琴の
「うん。すぐ行く。走っていく。」は
恋愛観を感じさせない真琴らしいセリフで
悲しいだけではなく
永遠の別れにも希望を感じさせる一言に感じましたじゃ。


その後功介に真琴は
「これからやること決まった」と語る。
おそらくそれは
魔女おばさんと同じように
絵の修復業務に携わって
千昭の見たかった絵を
千昭のいる時代まで残すという事じゃろう。きっと。


それが万が一叶ったとすると
未来で待っている千昭は
本当に喜ぶことじゃろう。


おそらく真琴は本気でやろうとしておる。
最後のシーンで空を見上げた真琴の目から
決意のようなものを感じられたから。



この作品のテーマは
魔女おばさんが冒頭で言っておった
「時間っていうのは不可逆なのね」
「時は戻らない」という言葉。
これは人類みな平等じゃ。
その大事な時間を大切に過ごすこと。
それを伝えたかったんじゃと思う。

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